堀犬猫病院では、西洋医学にとらわれない漢方や自然食品での療法も積極的に取り入れております。 来院してから20分~30分という短時間で検査、病理検査を行うことができ、ワンちゃん・猫ちゃんの体の異常を正確に判断し、適確な処置を早急に致します。 いつもと違う行動、様子に気付いたらすぐにご連絡の上、ご来院下さい。

病気の治療イメージ

歯のお話

歯みがき
「歯は万病の元」「動物は歯みがきをしない。」
当たり前に思えることかもしれませんが、これは本当はとても大きな問題です。
動物も、人間と同じように、食べれば歯垢がつき、それを放っておけば、歯石がつくようになり、歯石が覆ってしまって、本当の歯が見えない、なんていう状態の子も結構たくさん来院されます。
歯石がたまるのも問題ですが、歯周病はもっと問題です。
「なんだか歯がくさいし痛そう」なんて、人間が気がつくころには、歯ぐきは真っ赤にはれて歯の根っこは腐ってしまっていたりします。そうなってくるともちろん歯は抜くことになりますが、全身の、ほかの病気を引き起こすもとにもなってしまうのです。
ですから、子犬や子猫と生活している皆さんは、是非小さいころから歯磨きの習慣をつけるようにしてあげて下さい。もう大きくなっていて、口なんか触らせない、という子たちは、年に一度病院に行って、歯石をとって、歯ぐきの健康を調べてもらって下さい。
歯の病気から、犬は心臓病、猫は腎臓病に侵される危険性があります。早めのケアが大切です。
大切な動物たちの健康のために、気をつけてあげて下さいね。

健康な歯

健康な歯

これ位の白さなら健康な歯です。

歯石がたまっていたらすぐにご来院下さい。

歯石 右矢印 処置後
歯石がいっぱい!
このままでは歯の根が腐ってしまいます。
  スケーリングとポリシングで、こんなにきれいになりました。
お口の匂いもなくなってご主人も大喜び!
page top

皮膚病のお話

子猫
ワンちゃん、ネコちゃんもアレルギーが起こることがあります。
ペットにアレルギー反応を引き起こす物質はアレルゲンと呼ばれ、花粉・かび・動物の毛・ハウスダスト・ノミ・食べ物など、数多くのものがあります。
このアレルゲンの種類によって、アレルギーの現れる時期は異なり、花粉なら春・夏に多く、食べ物などは年中・・・というようになります。
さらに、複数のアレルゲンによって、よりアレルギー症状がひどく出てしまうということもあるのです。
人間の場合は、鼻水が出たりしますが、イヌの場合、一般的な症状は強烈なかゆみを伴う皮膚症状です。ネコは人間と同様に呼吸器症状が現れます。 よく体を掻いたり、足をなめたりかんだりしている子はもしかするとアレルギー症状が現れているのかもしれません。
病院にも、アレルギーで悩んでいる子達が多く来ています。症状によって、内服でよくなったり、シャンプーを変えることで改善されたり、アレルギー検査をしてその子に合ったごはんを与えたり・・・とアレルギーに対する治療方法は様々です。
ワンちゃん、ネコちゃんが毎日をより快適に過ごせるようにしてあげたいですね。

アトピー性皮膚炎になる子が増えています!!

アトピー性皮膚炎は原因物質の吸引や、皮膚からの侵入により引き起こされます。腹部、眼の周り、手足の指や指間、腋の下、外耳などが赤くなり、激しい痒みを伴うことが特徴です。慢性化するに従い皮膚が肥え厚くなったり、色素沈着や脂漏・紅斑が進んでいきます。原因物質を除去すること、痒みを抑えることが治療の目的になります。
ステロイド剤(副腎皮質刺激ホルモン剤)は症状の改善に有効ですが長期間の投与による副作用が指摘されています。

あなたの大切なペットは大丈夫?

以下のチェックに1つでも当てはまったらアトピー性皮膚炎になっている可能性があります!!
すぐに当院へご相談下さい。
  • 皮膚が赤くなっている
  • 皮膚を痒がっている
  • 季節を限定して症状が現れる
  • 動物病院で治療したがなかなか治らない

その他にもこのような皮膚病があります。

ノミ・マダニ感染症
ノミは頚部(首まわりの部分)や臀部(おしりの部分)に、マダニは頭部に寄生しやすいようです。アレルギー症状を発症したり、病原体を媒介することがあるので、ノミ・マダニの予防が重要です。
膿皮症(のうひしょう)
免疫力の低下や老齢によって、皮膚に寄生している常在菌が異常に増殖して皮膚が化膿することにより起こります。
疥癬症(かいせんしょう)
おもに顔面や耳介、四肢に寄生します。激しいかゆみが特徴です。一時的に人間に寄生することもあります。
アレルギー性皮膚炎
アトピー性皮膚炎、ノミアレルギー性皮膚炎、接触性皮膚炎、食物アレルギーに分類されます。激しい痒みが特徴で、舐めたり、掻いたりすることにより悪化します。
毛包虫症
ニキビダニともいわれるダニの寄生により起こります。始めは口や眼の周り、顔面、四肢の先端などに脱毛が起こりますが、次第に全身に広がっていきます。重症例では全身状態が悪化し、死に至ることもあります。
皮膚糸状菌症
円形で急速に広がる脱毛を起こします。人間に感染することもあります。
猫の好酸球性肉芽腫症候群
原因不明の糜爛(皮膚がただれること)や潰瘍が腹部や内股、頚、口腔内に起こります。激しい痒みが特徴で副腎皮質ホルモン薬により炎症を抑えます。

上記の他にも様々な皮膚病があります。皮膚の異常に気が付いたら早めに当院へお越し下さい。